【体験談】株式投資で大損した50代が語る|個別株で失敗した理由と教訓

50代、副業でブログに挑戦中のユメです。
今日は、あまり人に話したくない「株式投資の大失敗」についてお話しします。
正直、恥ずかしいです。
でも、同じ失敗をする人が一人でも減れば…そう思って、正直に書きます。
株式投資で大損した経緯
投資を始めたきっかけ
2017年ころの話
仕事がいやになりました。
上司が部下に向き合わない
理不尽な業務を指示してくる
業務に意欲がわかなくなる
しかし転職をするにも40代後半、給料はそれなりにいただいていたので今のいい条件の仕事に巡り合うのは現実としてかなり厳しい状況
住宅ローンも考えると簡単に転職へ向かうのはかなりのリスクが伴うのは明らかで途方に暮れている状況でした。
当時はアベノミクスで多くの人が投資に興味を持ち投資をするのが当たり前のような雰囲気もあり地道に貯蓄を行っていた私でしたが、株式投資で成功をおさめることで今の状況を打開することにかけることにしました。
妻と子供2人がいるため、また新築で住居も購入したところで、今後の住宅ローンや子供の学費のことも考えるとやみくもにお金を投資に使うことにはなかなか踏み切れず会社の状況や決算情報も読み解くのは自分には難しいと思い、チャートを読んでの株式投資に取り組むことにしました。
チャートを読むといってもやはり素人、そこでシステムトレードという売買方法を勉強することに決め、システムや口座など数十万円をつぎ込み本格的に株式投資の世界に踏み込みました。
購入した銘柄と投資額
初期資産はこれまで貯めてきた貯金のうち200万円ほどでスタート
余裕資金よりは少し多めの投資金額でした。
数カ月で作成した押し目買いのストラテジーで売買をするのですがシグナルがなかなか発生しなかったり一度にたくさんのシグナルが発生したりと最初のうちは有効的に資産運用を行うことは出来ませんでした
毎日毎日パソコンにデータを入力し検証、いろいろなパターンのストラテジーを徐々に作成しそれを組み合わせ徐々に成果を感じるようになりました。
資産は上がったり下がったりしながらも緩やかな上昇、そこし欲張って100万円ほど追加で資金を投入し2018年は100万円弱ほど資産を増やすことが出来ました。
翌年も毎日毎日検証の日
長期間の検証をするとまあまあ時間がかかるのでパソコンをSSD搭載のものに変え効率アップもしましたが2019年は横ばいという状況で焦りを感じていたのもあったと思うのですが信用取引を行いレバレッジをかけての取引を行うようになりました。
実はレバレッジをかけての取引は講座で一番危ない取引として何度も注意を受けていた取引
1年目のプラスと2年目の横ばいに資産は減らないと変に安心しまっていた私は徐々に信用取引の比率を上げていったのでした。
2020年になり保証金が不足しそうになると一時的に保証金を振り込むようになりマイナス期間を乗り切るようになりうまくいっていたので安心してストラテジーを信用して取引をしていました。
そんな時にコロナで相場が下落、そこで初めて一番深い逆張りストラテジーにシグナルが発生しこの暴落をチャンスととらえた私は設定金額いっぱいまでの銘柄を保有
反発の時を待ちましたが、保証金の不足分を振り込んでもまた下落、追加で振り込んでもまだ下落、さすがに怖くなったのですが保証金を振り込んでいる時点でかなりのマイナス
「今損切りすると大変なことになる」
「もう少ししたら反発する」
との思いからなかなか損切に踏み込めず、最後は保証金がマイナスとなり強制決済も現実となった時点での損切となり結局元入金も無くなり300万円を大幅に超える大損失を出すことのなりました。
失敗の原因を徹底分析
失敗の原因はレバレッジをかけた信用取引
実は損切をした後は横ばいからしばらくして小反発が始まっていったのです。
レバレッジを気けていなかったらプラスで終わっていた取引
ストラテジーはきちんと機能していたのにレバレッジをかけたせいでシグナル通りの取引が出来なかった私の甘い考えが招いた大きな損失でした。
ここで終わっていればまだ救いようはあったのかもわかりません
オプション取引で大損
新たな失敗への道
お金がない
将来のための積立も少し手を出してしまった
でもまだ少しくらい投資に使っても
「オプション取引の売りは99%損をしない」
そんな言葉を聞いてしまい、これなら大丈夫だろうと手を出してしまった日経平均の「オプション取引」
初めは20円くらいのところを売ってコツコツ行っていたのですがいろんな組み合わせを覚えやはりというか当然の結果に
大きな収益から大損へ
一度スプレッドでの取引で権利確定日に200万円近い利益を確定したオプション取引
ただものすごくボラティリティーが高かった日でかなり心臓に悪い思いをしたのでそれ以来権利確定日の大きな取引は控えました。
そしてやはりシステムトレードのような自分にブレーキをかける約束事が無いため売りでのコツコツが基本のため少しずつ欲が出て50円くらいなら大丈夫だろうと少しずつ大きな利益を狙い始めたため1度目の失敗で200万円に迫る損失を出してしまいました。
こんなことが続くことはないだろうと懲りずに50円程度の売りを行っていた時今から考えるとなんと恐ろしいことをしたのだろうと思うのですが100円を超えた頃にナンピンをしたのです。
この判断が大外れでまた2000円に迫る勢いで結局貯蓄をつぎ込み保証金を確保したのですが怖くなり350万円ほどの損失で決済をするという最悪の結末を迎えることとなりました。
懲りない私はFXへ
焦る私は短期で利益を求める
すぐに儲けたい、取り戻したいとFXならどうだろう
少し試すぐらいなら
と思いFXに最後の思いをかけ情報を収集した末
「FXは上がっても下がってもいづれは戻ってくるよ」
との言葉を信じ押し目買いで行けると取引を開始
時期は2021年から2022年ころ
いきなりの米ドル‐円は上昇トレンド
押し目買いは機能せず、上昇トレンドに乗る判断もできず100万円を超える損失でやっと投資からの退場に向かうことになりました。
結局1,000万円ぐらいの損失は出してしまったと思います。
今から思えばあせらず余裕資産で現物取引を行っていれば資産は減ることもなく一定の収入を得ることが出来ていたと思っています。
ルールの無い取引で損失拡大
オプション取引やFXでは株取引で使っていたシステムトレードのようなルールを構築することなく感情で取引を行てしまっていたのが損失を拡大させる一番の原因だったと思います。
また余裕資産もない状況でレバレッジのかかるオプション取引やFXの取引を行ったことも判断が甘かったと思っています。
情報に振り回された
また、ネット情報などを安易に信用し、精査することなく取引をしてしまった
もっと検証をし自分で深く理解し判断することをしなかった
投資で儲けるということをあまりにも安易に考えていた結果だと思います。
同じ失敗をしないために
オプション取引やFXは上級者向け
個別株取引はテクニカルを分析した手法、私の場合はシステムトレード、ファンダメンタル分析をしっかり精査ししっかりしたルールを構築して取引することが大切です。
また株式取引で損失を抑える方法として分散投資を行うことで下落相場でもある程度損失を抑えることが出来ると考えられています。銘柄だけでなく業種でも分散させることが大切です。
損切りルールを最初に決める
決済のタイミングも重要です。ほったらかし投資も有効な場合もありますが、損切の基準を設けておくことは最終的に心の安心につながります。
余裕資金でやる
そして一番大切なのは生活資金には手を出さず、最悪の場合でも失っても大丈夫な金額で投資を行うことが大切です。
もしその資金を失っても、また投資資金を積み立て再チャレンジも可能です。積立期間にしっかりと投資と向き合い、知識も積み立てて同じ失敗を繰り返さないように気を付ければ次は成功への道が開けるかもしれません。
長期的な視点を持つ
より安全な投資を行うため投資信託を検討する方法もお勧めです。あせって短期で儲けようとせず、時間をかけてゆっくりと資産を増やす、投資信託といえども必ず資産が増えるわけではありませんが個別株と比べても変動が緩やかなため比較的安心して持ち続けることが出来ます。
失敗の中でも成功した話
そんな失敗をした私ですが、一方で「ほったらかし投資」をしていました。
ジュニアNISAで投資信託を購入し、約7年間ほったらかし。
結果、120万円が280万円に増えました。
これから投資を始める人へのアドバイス
まずは少額から
出来れば10万円以下くらいの資金で始め、まずは体験する程度から始めることをお勧めします。
小額で取引をすることで資産が増えた喜びを感じ、資産が減っていく不安も感じて10%程度の損失で損切を行えば1万円以下の授業料で投資を体験することが出来ます。
そしてその損失で失ったお金の重要性を考え損失を抑える行動をとり少しずつ成功への道を見つけてください。
決していきなり大金を投資しないようにしてくださいね
投資信託がおすすめ
小額投資に向いているのが投資信託です。
10万円という金額では投資できる株式は限られています。
投資信託では少額でもいろいろな商品を購入することが出来ます。
利益が出るのも緩やかですが損失が出るのも緩やかで安心して取引することが出来ます。
私のおすすめは全世界に分散投資をするタイプや先進国に分散投資をするタイプ
私の確定拠出年金は先進国分散投資型を運用しています。
おすすめの証券会社
SBI証券、楽天証券など有名なところは安心できますね。
お取引の銀行口座との振込手数料が無料の条件は必須です。
取引手数料も各証券会社に特色がありますのでいろいろご検討ください。
SBI証券やDMM.com証券など25歳まで取引手数料が実質無料などのサービスもあります。
勉強を続ける
投資を続けるうえで本やインターネットで情報を収集し銘柄だけでなく投資についての勉強を怠らないことは大切です。
今はYoutubeでもいろいろな方が有益な情報を提供してくれています
その情報は自分に必要な情報か否かは慎重に判断する必要がありますがありふれている情報を鵜吞みにしないことは非常に重要です。
見聞きする情報を自分の判断で出来るようになったとき明るい将来が見えてくると思います。
まとめ:失敗は恥ではない
失敗したからこそ、慎重になれました。
失敗したからこそ、投資信託の良さが分かりました。
あなたも、無理のない範囲で、長期的な視点で、
投資と向き合ってください。