G-CMLT9KXWT6 準固体電池モバイルバッテリーのデメリットを正直に解説|安全性は上がったけど知っておきたい注意点と注目製品まとめ
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準固体電池モバイルバッテリーのデメリットを正直に解説|安全性は上がったけど知っておきたい注意点と注目製品まとめ

準固体電池モバイルバッテリーのデメリットを正直に解説|安全性は上がったけど知っておきたい注意点と注目製品まとめ
miyahn8812

この記事でわかること

  • 従来のモバイルバッテリーで発火事故が起きる理由
  • 準固体電池モバイルバッテリーのメリット(安全性・長寿命)
  • 正直なデメリット・注意点7つ
  • 現在購入できる準固体電池モバイルバッテリーの紹介
  • どんな人に向いているか

ハンディファンが安全になった。ではモバイルバッテリーは?

以前の記事で、グリーンハウスの準固体電池搭載ハンディファン「GH-FASHA」をご紹介しました。準固体電池の採用で発火リスクを大幅に低減した注目モデルです。

その記事を書いていてふと思ったのが、「ハンディファンが安全になるなら、毎日持ち歩いているモバイルバッテリーはどうなの?」という疑問です。

調べてみると、モバイルバッテリーにも準固体電池を搭載した製品がすでに登場していました。ただ、安全性が上がった反面、「デメリットもある」という情報も出てきます。

この記事では、準固体電池モバイルバッテリーの良い点・気になる点を正直にまとめ、現在購入できる製品も紹介します。

ちょうど記事を書いているタイミングで、モバイルバッテリーに関する大きなニュースも飛び込んできました。2026年4月以降、飛行機の機内でのモバイルバッテリー使用が原則禁止になる方針が報道されています。この件についても記事の中で触れています。


そもそも従来のモバイルバッテリーはなぜ危ないのか

まず前提として、従来のモバイルバッテリーのリスクを整理しておきます。

一般的なモバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、電解質に液体を使っています。この液体が高温・衝撃・過充電などの条件下で気化・分解し、内圧が上昇して発火・爆発につながることがあります。

NITE(製品評価技術基盤機構)のデータでは、2020年から2024年の5年間にリチウムイオン電池関連の事故が1,860件発生し、そのうち85%が火災でした。事故の多くは6〜8月の夏場に集中しており、「うっかり車の中に置き忘れた」「落としたあとも使い続けた」といった経験が事故の引き金になっています。

(参考:NITE 独立行政法人 製品評価技術基盤機構 「製品安全」 )

こうした背景から、より安全な次世代バッテリーとして注目されているのが「準固体電池」です。


準固体電池モバイルバッテリーのメリット

安全性が従来品より大幅に向上

準固体電池は、電解質にゲル状(半固体)の素材を使用しています。液体のように漏れ出さず、高温・衝撃に対しても安定しているため、発火・液漏れのリスクが従来のリチウムイオン電池と比べて大幅に低くなっています。

釘刺し試験(バッテリーに釘を刺して安全性を確認する試験)をクリアしている製品も多く、「落としても、傷つけても燃えにくい」という点が最大の特徴です。

充電サイクルが約2,000回と長寿命

従来のリチウムイオン電池モバイルバッテリーの充電サイクルは約300〜500回程度です。これに対し、準固体電池搭載モデルは約2,000回(容量80%維持)と、従来比4倍以上の寿命を持つ製品が多く登場しています。

毎日充電しても5年以上使える計算になり、頻繁に買い替える必要がなくなります。

飛行機への持ち込みについては最新情報の確認が必要

⚠️ 2026年2月時点の最新情報:規制が大幅に強化される予定です。

2026年2月18日、国土交通省が旅客機内でのモバイルバッテリーの使用を禁止する方針を固めたと報道されました。国連の専門機関ICAOで3月中に正式決定の見通しで、日本は2026年4月にも航空法の告示を改正する方針です。

現行ルール(2025年7月8日〜)

  • 座席上の収納棚への保管は禁止。常に手元や状態が確認できる場所に置くことが必要
  • 160Wh超は持ち込み不可

2026年4月〜の予定

  • 機内での使用(スマホ等への充電)が原則禁止
  • 機内電源からモバイルバッテリーへの充電も禁止
  • 持ち込み個数が容量に関わらず最大2個まで制限

すでにルフトハンザグループ(2026年1月〜)、シンガポール航空(2025年4月〜)、大韓航空など韓国5社では使用禁止が実施済みです。持ち込み自体は引き続き可能ですが、機内では使えなくなる方向です。旅行・出張に利用する方は必ず最新情報をご確認ください。


準固体電池モバイルバッテリーのデメリット・注意点7つ

安全性と長寿命は魅力ですが、正直に言えば注意点もあります。購入前に知っておくべきポイントをまとめました。

① 価格が従来品より高め

準固体電池は製造プロセスが複雑で、従来のリチウムイオン電池よりもコストがかかります。現在市販されている準固体電池モバイルバッテリーは、同等容量の従来品と比べて1,500〜4,000円程度割高になることが多いです。

ただし、寿命が4倍以上であることを考えると、長期で見たコスパは悪くない場合もあります。

② 同じ容量でも重くなりやすい

安全性を高めるためにセル構造が頑丈になる分、同じ容量でも製品が若干重くなる傾向があります。毎日カバンに入れて持ち歩く方は、実際の重量を購入前に確認しておくことをおすすめします。

③ 最大出力が控えめな製品もある

準固体セルは高出力設計が難しい面があり、30W・45Wといった急速充電に対応していない製品も存在します。ノートPCなどの大きなデバイスを急速充電したい場合は、対応する最大出力を必ず確認してください。

④ 低温環境で性能が落ちる場合がある

電解質の種類によっては、寒い環境(0℃以下)でイオンの動きが鈍くなり、出力が低下することがあります。冬の屋外やスキー場など、寒冷地での使用が多い方は製品の動作温度範囲を確認しておきましょう。

⑤ 「安全」の過信は禁物

「準固体電池だから絶対に安全」と過信するのは危険です。過充電・強い衝撃・異常な高温下では、準固体電池でも発火リスクがゼロになるわけではありません。どんなバッテリーでも正しい取り扱いは必要です。

  • 高温の車内に長時間放置しない
  • 強い衝撃を与えた後は異常がないか確認する
  • 充電中はそばを離れすぎない

⑥ 実績・レビューがまだ少ない

準固体電池モバイルバッテリーはまだ市場に出始めたばかりで、長期間使用したユーザーのレビューが少ない状況です。「本当に2,000回持つのか」「数年後の劣化具合はどうか」といった実績データはこれから積み上がっていく段階です。

⑦ 完全固体電池(全固体電池)とは別物

「準固体電池」という名称から「全固体電池と同じでは?」と思われることがありますが、別物です。全固体電池は電解質がすべて固体ですが、準固体電池はゲル状(半固体)の電解質を使用しています。全固体よりはリスクが残りますが、従来の液体電解質よりは大幅に安全性が向上しています。


現在購入できる準固体電池モバイルバッテリー3選

① HIDISC 準固体電池モバイルバッテリー(磁気研究所)

項目内容
容量10,000mAh
最大出力30W(USB-C PD)
ワイヤレス充電最大15W(マグネット対応)
充電サイクル約2,000回
重量約220g
価格5,500円(税込)
発売2025年8月

1979年創業、秋葉原発祥の磁気研究所が展開するブランド「HIDISC」から2025年8月に発売。30W急速充電・ワイヤレス充電対応で機能が充実しており、バッテリー残量のデジタル表示やスマホスタンド機能も搭載。ホームセンターや家電量販店でも販売されており、入手しやすい点も魅力です。

HIDISC 準固体電池モバイルバッテリー


② KOHAKU 準固体リチウムイオンモバイルバッテリー(コハクジャパン)

項目内容
容量5,000mAh / 10,000mAh
最大出力USB-C PD対応
充電サイクル約2,000回(容量80%)
動作温度-20℃〜80℃
価格(10,000mAh)6,899円(税込)
発売2025年11月

電動モビリティ分野で実績を持つコハクジャパンが、グループ会社のバッテリー製造ノウハウを活かして開発。釘刺し・傷付けテストの動画も公開しており、安全性の根拠が確認しやすいのが特徴です。ワイヤレス充電にも対応しています。

KOHAKU 準固体リチウムイオンモバイルバッテリー


③ SSPB(HAMAKEN WORKS / 浜田電機×Luxxio)

項目内容
電解質液体含量わずか3%の準固体電解質
エネルギー密度280Wh/kg(高密度)
充電サイクル約2,000回
動作温度-20℃〜80℃
価格(10,000mAh)8,980円(税込)
発売2024年12月

創業70年の浜田電機とLuxxioが共同開発した「世界初」を謳う準固体モバイルバッテリー。液体含量をわずか3%に抑えた電解質設計で、高いエネルギー密度と安全性を両立。動作温度範囲が-20℃〜80℃と広く、アウトドアや災害時の備えとしても注目されています。

HAMAKEN WORKS SSPB


準固体電池モバイルバッテリーはこんな人におすすめ

  • 小さなお子さんがいるご家庭:万が一の落下・衝撃時の安心感が段違い。
  • アウトドア・登山・キャンプ好きな方:準固体電池は温度耐性が高い設計の製品が多いですが、低温環境では性能が落ちる製品もあります。動作温度範囲(-20℃対応かどうかなど)を確認して選ぶことが重要です。
  • 同じモバイルバッテリーを長く使いたい方:充電サイクル2,000回は、毎日使っても5年以上の計算。頻繁な買い替えが不要になる。
  • 旅行・出張が多い方:持ち込み自体は2個まで可能ですが、2026年4月以降は機内での使用が原則禁止になる予定です。フライト中に充電できなくなることを前提に、出発前にデバイスをフル充電しておく運用が必要になります。

一方で、できるだけ軽く・コンパクトに、かつ安くということを最優先にしている方には、まだ従来のリチウムイオン電池モデルの方がコスパが良い場面もあります。


よくある質問(FAQ)

Q. 準固体電池モバイルバッテリーは本当に燃えないのですか?
A. 「燃えにくい」という表現が正確です。従来のリチウムイオン電池よりも発火リスクは大幅に低減されていますが、極端な過充電・強い衝撃・異常な高温下ではリスクがゼロになるわけではありません。正しい取り扱いは引き続き大切です。

Q. 全固体電池とどう違いますか?
A. 準固体電池はゲル状の電解質を使用しており、全固体電池(電解質がすべて固体)とは別物です。全固体電池よりはリスクが残りますが、従来の液体電解質よりは安全性が格段に向上しています。

Q. 従来のモバイルバッテリーから乗り換える価値はありますか?
A. 安全性と長寿命を重視するなら乗り換えの価値はあります。価格差は1,000〜2,000円程度ですが、寿命が4倍以上と考えるとトータルコストは低くなる可能性があります。

Q. 飛行機に持ち込めますか?
A. 持ち込み自体は可能ですが、規制が大幅に強化される予定です。2026年2月に国土交通省が機内での使用を禁止する方針を固めたと報道されており、2026年4月以降は「持ち込みは最大2個まで、ただし機内での使用(スマホ等への充電)は原則禁止」となる見通しです。3月中にICAOで正式決定後、日本の航空法の告示が改正されます。最新情報は国土交通省や利用する航空会社の公式サイトでご確認ください。


まとめ

準固体電池モバイルバッテリーは「安全性」と「長寿命」という2点で従来品を大きく上回る次世代製品です。一方で、価格・重量・最大出力・低温性能など、購入前に確認しておきたい注意点も存在します。

「安全だから何でもOK」という過信は禁物ですが、正しく使えば従来品よりも安心して長く使い続けられる選択肢です。ハンディファン同様、モバイルバッテリーの世界でも「準固体電池」が一つのスタンダードになっていく可能性は十分あります。

購入を検討している方は、この記事で紹介した3製品を参考に、容量・出力・重量・価格のバランスで選んでみてください。


⚠️ 記事に関する注意事項
本記事は2026年2月時点の情報をもとに作成しています。製品仕様・価格・販売状況は変更される可能性があります。最新情報は各販売店・メーカー公式サイトでご確認ください。


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